速報!!大学生が選んだ就職先人気企業ランキング2010

【 全 体 傾 向 】

大手安定志向、顕著に!!

◆「史上最悪の氷河期」ともいわれる就職環境下で、
業界トップクラスの企業に人気が集中する二極化傾向へ。

文系・男子

三菱商事が4年連続1位に。
金融・総合商社のトップクラス企業へ人気が集まる。
電機・自動車メーカー人気は、さらに低迷。

 4年連続1位に輝いた三菱商事を筆頭に、三井物産(3位)、伊藤忠商事(6位)、丸紅(7位)と4社がトップテンに入り、総合商社人気の強さがうかがえる。ただし、総合商社もそれ以外の業界も、業界全体がランクアップするのではなく、業界のトップクラス企業へ人気が集中する二極化傾向が見られるのが今年の特徴だ。極度な「大手安定志向」の表れと思われる。
 金融業界を見るとその傾向は顕著で、銀行ではメガバンクの三菱東京UFJ銀行が2位、三井住友銀行が4位、そのほか損害保険大手の東京海上日動火災保険(昨年7位→5位)、証券大手の野村證券(昨年10位→9位)、大和証券グループ(昨年11位→8位)、信託銀行最大手の三菱UFJ信託銀行(昨年14位→10位)だ。金融業界は、業績回復が顕著で、採用面においても各社共に年内にオープンセミナーを数多く開催するなど積極的な姿勢が学生の人気を集めたようだ。
 逆に大幅に順位を下げたのが、電機・自動車メーカーで、業績悪化から積極的な採用姿勢を打ち出せていないことも拍車をかけた。また、以前は「憧れの業種」とまで言われた民放テレビ局も、業績低迷の影響からか大きく順位を下げている。
 新興勢力として注目すべきは、楽天(昨年71位→46位)とニトリ(昨年圏外→70位)だ。この2社は、知名度・話題性は群を抜いている上、採用にも積極的であることが人気に繋がったのであろう。

順位 企業名
2010 2009 2008
1 1 1 三菱商事
2 3 2 三菱東京UFJ銀行
3 2 3 三井物産
4 5 7 三井住友銀行
5 7 5 東京海上日動火災保険
6 9 8 伊藤忠商事
7 8 6 丸紅
8 11 9 大和証券グループ
9 10 14 野村證券
10 14 11 三菱UFJ信託銀行

(株)ダイヤモンド・ビッグ アンド リード調べ
(2010.1月リリース)

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理系・男子

東芝、初の1位に!!
自身の専攻が活かせるメーカーに対する人気が復活。

 東芝が弊社調査において初の1位となった。東芝は「Leading Innovation」のブランド戦略や、採用面において合同の業界研究セミナーに積極的に参加するなど、採用姿勢についても評価されたためと思われる。日立製作所も4位にランクアップしており、非石化燃料としての原子力発電が評価され、環境技術の将来性に共感したことも大きいであろう。
 理系学生は、一時「メーカー離れ」の傾向にあったが、今年のランキングではメーカーが復活している。これは、この度の大不況の影響で、学生が自身の専攻を活かせる職場でしっかりと「腕」を磨き、好不況に左右されないエンジニアになりたい、という意識のあらわれと推察できる。その結果、トップテンに電機メーカーが6社も入り、まさに理系学生らしいランキングとなった。
 特に飛躍的に順位を上げトップテンに食い込んだのが富士フイルムだ。富士フイルムは、持ち前の技術力を活かし、化学製品から化粧品、食品、医療、医薬といった事業の多角化に成功し、理系学生の専攻のほとんどが活かせるビジネスステージの広さに魅力を抱いたためであろう。
 逆に非メーカーは、採用人数の約3割を理系学生が占める総合商社を除くと、大きく順位を下げている。

順位 企業名
2010 2009 2008
1 10 11 東芝
2 1 2 パナソニック
3 2 3 ソニー
4 8 1 日立製作所
5 5 5 三菱商事
6 5 9 三井物産
7 3 4 シャープ
8 9 8 キヤノン
9 18 53 東日本旅客鉄道
(JR東日本)
10 39 43 富士フイルム

(株)ダイヤモンド・ビッグ アンド リード調べ
(2010.1月リリース)

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文系・女子

東京海上日動火災保険、2年ぶりに1位奪還。
「憧れの3社」が崩壊し、「大手安定志向」だけが目立つまだら模様の結果に。

 文系女子学生は、以前から入社可能性を背景とした採用実績を重視する傾向と、「グローバル」をキーワードとする憧れ志向が強かった。憧れ志向の典型が「JAL・ANA・JTB」といういわゆる「憧れの3社」である。しかし、その一角のJALは業績低迷で日々マスコミをにぎわし、いまや航空業界は、完全な構造不況業界になってしまった。ジェイティービーグループも、200もの店舗閉鎖を発表するなど、その神話は完全に崩壊した。
 そんな中、文系女子学生の人気を集めたのは、東京海上日動火災保険と三菱東京UFJ銀行である。
 この2社は、男女雇用機会均等法が施行された22年前当時から四大女子学生の採用数が多く、沢山のOGが活躍しているという実績がある。その上、採用面においても女子学生を対象としたオープンセミナーを開催し、ワークライフバランスや女性のための制度などをきちんと開示している。採用実績と真摯な採用姿勢が好感を集めた理由であろう。
 その他は各業界のトップクラス企業がずらりと顔をそろえる「大手安定志向」だけが目立ったまだら模様の結果となったが、そんな中注目すべきは食品メーカーの躍進であろう。明治製菓は7位となり、文系女子では初のトップテン入りするなど、女性ならではの製品に対する親近感と、不況に強い業界に対する安定性が評価されたためと思われる。

順位 企業名
2010 2009 2008
1 2 1 東京海上日動火災保険
2 4 2 三菱東京UFJ銀行
3 1 5 ベネッセコーポレーション
4 5 8 三井住友銀行
5 3 6 ジェイティービー(JTB)
グループ
6 11 13 三井物産
7 20 41 明治製菓
8 17 10 伊藤忠商事
9 7 15 オリエンタルランド
10 10 4 三菱商事

(株)ダイヤモンド・ビッグ アンド リード調べ
(2010.1月リリース)

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理系・女子

明治製菓、初の1位に。
トップテンの半数以上が食品関連メーカーに。

 従来から女子学生に身近な製品を開発し、かつ電気・電子からバイオに至るまで幅広く理系における専攻を活かせる業界として大手食品関連メーカーは人気を集めていたが、今回のランキングでは大不況の影響でその安定性も評価され、例年以上に人気を集める結果となった。また、近年、ごく一部の企業による食品偽装などが大きな社会問題となったこともあり、大手食品関連メーカー各社は、採用局面においてコンプライアンスや企業倫理などをきちんと学生に伝えている。そのような姿勢が学生へ浸透してきたことも影響したと思われる。
 食品メーカー以外で注目すべきは、13位にランクインした東レであろう。東レの人気は、ファーストリテイリング(ユニクロ)と共同開発した「ヒートテック」の成功による技術力の高さへ評価が集まったためと思われる。

順位 企業名
2010 2009 2008
1 2 19 明治製菓
2 1 1 資生堂
3 6 6 ロッテ
4 16 14 味の素
5 5 19 森永製菓
6 22 8 花王
7 10 22 富士フイルム
8 4 7 サントリー
9 9 15 武田薬品工業
10 29 16 カゴメ
10 18 10 三菱東京UFJ銀行

(株)ダイヤモンド・ビッグ アンド リード調べ
(2010.1月リリース)

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【調査対象】 現在就職活動中の大学3年生と大学院1年生です。
文系:国公立大学81大学 私立大学24大学とその大学院生のうち無作為抽出による 22,000名
理系:国公立大学86大学 私立大学20大学とその大学院生のうち無作為抽出による 8,000名
合計:30,000名
【有効回答】 5,730名(19.1%)
【調査期間】 2009年10月2日〜2009年12月18日
【調査方法】 郵送と手渡しによるアンケート方式
回答方法はハガキ・インターネット・就活イベントでの回収を併用
就職希望企業先を志望順に8社まで記入
1位企業=5ポイント、2位企業=4ポイント、3位企業=3ポイント、4位企業=2ポイント、
5位以下は1ポイントで加重集計し、ポイントの多い順にランキングを作成。